2足目の義足は、修正月齢約2歳、離断後体重8キロ位のときに作成したもの。
作成のために7月末採型、8月始めに仮合わせを行い、じっくり慣れながら調整を行っていき、再び3週間後をめどに仕上げ調整を行いました。
娘に義足を好きになってもらうための配慮として仕上げ段階でくまのプーさんの生地(今度はパジャマ生地で綿100%)を義足の大腿部分に使って柄をつけてもらいました。
地元の役場の都合上、修理申請がある程度の期間をあけないと理由にかかわらず不可能とのことで、ソケットをかなり大きめに作成してもらいました。
そのため、今回は義足用断端袋(スキー用靴下みたいな厚さのもの)を短く切って、ほつれないように工夫したものを使います。
また、ベルトについても洗ってもさびないように工夫してもらいました。
<2足目の義足>
義足構成は・・・・1足目とほとんど一緒です。
今回は余裕があったので、採型の様子から仮合わせの状態、今後は仮完成から完成の状態までをご紹介できればと思っています。
義足の作成というのが、まさに職人芸なんだなあと言うのが、みていただいて少しは伝わるといいのですが・・・・
義肢装具士さんと担当の整形外科医の先生個人の力量に、義足の作り方の根本的な部分から仕上がりやフィッティングに至るまで左右される世界。それが義足作成の世界ではないかと思っています。
そして・・・小児の義足というのは・・・・あまり例がないため、経験を積む機会がすべての人には均等には与えられていないというのが現状だと思います。
本当に、びっくりすることだらけです。
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