●新幹線の障害者対応
東海道・山陽新幹線のひかり号・こだま号のほとんどの列車とのぞみ号、東北、上越 秋田・山形新幹線の全ての列車には、車イスに乗ったまま、乗り込むことができる個室(多目的室といいます)が1つ付いた車両が、1両連結されていて、障害を持った人で必要な人は、この個室に乗ることになります。
●新幹線の多目的室の料金
指定席(こだま号は自由席)特急券と乗車券。この2枚が2セットで、同じ区間の往復ができます。
単独で100km以上乗車:乗車券(運賃)が半額
介助者付き(距離制限なし):障害者本人と介助者1名共に乗車券(運賃)が半額
※2名以上の介助者に対する割引はありませんが、障害者本人の座席と近い座席を取るなどの配慮はしている
※この割引は、個室以外の座席を利用する場合にも適用されます。
※この割引は、身体障害者および知的障害者共に適用されます。
●キップの買い方
この個室を利用する場合は、出発日の1ヵ月前の10時から2日前までに、新幹線のキップを売っている駅の駅長室に電話で予約をします。そして予約が取れたことが確認でしたら、駅長室へ行って用紙をもらってから切符を買いましょう。
この部屋は、乳幼児の授乳等にも使用されますので、予約しておかないと、使用中になってしまうこともありますのでご注意を。
個室を利用しない場合は、乗車する当日に買ってもいいですが、車椅子の方は乗る前に駅員さんに乗る旨を言って下さい。この場合、個室の付いた車両の座席(なるべく指定席)を取ると、この車両の乗降口は広くて便利です。
割引をうける際には障害者手帳又は療育手帳の呈示を求められますので、障害者手帳又は療育手帳は必ず携帯しましょう。
●個室の広さ
車いすの人が1人乗ることが出来るスペースと介助者が二人座れるスペースがあります。椅子を倒せばベッドにもなるので、重宝します。